コーヒーミルのお手入れの仕方
少しの道具とちょっとした工夫があればコーヒーミルのお手入れはとっても簡単。手際よくお手入れができるように、コーヒーミルへの知識を深めながら、そのノウハウをご紹介します。
部屋のお掃除、お風呂のお掃除…等々、やろうとしてもなかなかに気が滅入るものですよね。同じようにコーヒーミルのお手入れも「毎日分解して手入れをしなければいけない?」「時間がかかるのでは・・・?」というイメージや不安があるかもしれません。
ですが、実は少しの道具とちょっとした工夫があればミルのお手入れはとっても簡単。さっそく手際よくお手入れができるように、ミルへの知識を深めながらそのノウハウを見ていきましょう。
コーヒーミルに残った微粉で風味が台無しに
ミルに残ったコーヒーの微粉は多少の油分を含んでいて、放置すると劣化しコーヒーの風味に悪影響を及ぼします。しかも体にもよくないものなのです。それだけでなく、微粉は固まって刃の周りや粉受けにこびりつくため、放っておくと根詰まりしてしまい故障の原因にもなります。そのためにコーヒーミルの掃除が必要となるのです。
掃除する箇所は“ホッパー・粉受け・ミル刃”の3点
手挽きミルも電動ミルも細かな違いはありますが、手入れの仕方が大きく変わるわけではありません。ポイントをおさえて少しお手入れするだけでミルを清潔に保つことができます。注意点として、金属や木材を使ったミルに水洗いや洗剤を使うことはおすすめできません。カビやサビの原因となるためです。セラミック製ミルなどの水洗い可能を謳っている製品は例外です。
毎回掃除したい部分
コーヒー豆や粉が触れる「ホッパー・粉受け・ミル刃」の3か所を掃除します。比較的汚れる部分なので、ミルを使用するたびに掃除できれば理想的です。
①ホッパー(上部)
ブラシを使い掃き掃除します。微粉を取り除いたら乾いた布で拭き掃除をしましょう。
②粉受け
ミル刃の掃除と同じくブラシを使って掃き掃除をした後、布を使い拭き掃除をします。粉が落ちにくい場合はPC用のエアダスターを使うと楽にお掃除ができます。
定期掃除したい部分
定期的にお掃除していただきたい部分は「ミル刃」です。ミルを分解する手間もあるので、時間と気持ちに余裕がある時にやってみましょう。
③ミル刃
ミルのハンドル部分上部のねじを外してハンドルを取り外すとミル刃が外れます。ブラシや布できれいにお手入れしてあげましょう。爪楊枝を使うとミル刃のくぼみを掃除しやすいですよ。
電動コーヒーミルをお持ちの場合は
先ほどの手挽きミルと同様「ホッパー・粉受け・ミル刃」の3か所をブラシや布、エアダスターなどを使ってお掃除します。ただし電動ミルには粉の吹き出し口があり、目詰まりを防ぐために掃除をしてあげるとミルの長持ちにつながるかも!
ホッパー(上部)のお手入れは…
油汚れがなかなかに目立つので水洗いをしましょう(※多くの電動ミルのホッパーは水洗い可能です)。お湯で油を浮かして洗うと楽にお掃除ができます。
粉の吹き出し口のお手入れは…
PC用のエアダスターを使うと楽にお掃除ができます。たまった微粉は比重が軽く空気中に散るため、お掃除は屋外の方がおすすめです。
あると便利な道具
ブラシ
ミル掃除用ブラシや刷毛、絵画用の筆や歯ブラシなど
布
素材を傷つけないやわらかい布がベスト!
その他
PC掃除用エアダスターや爪楊枝は使い勝手がとてもいいです
まとめ
コーヒーミルはしっかり手入れをすれば数十年と使える一生モノです。ここで何点かコーヒーミルのお掃除のポイントをご紹介しましたが、ミルを毎日使って新鮮なコーヒー豆を挽くということもミルにとっては最高のお手入れの一つになります。おいしいコーヒーを飲む幸せは、大事にものを扱ってからこそなのです。